Healing Power of Horses
ステラ マッカートニーは、2023年ウィンターキャンペーン「ホース パワー(HORSE POWER)」をインスピレーションに、チョプラ財団(The Chopra Foundation)、「Never Alone」とコラボレートし、次世代のメンタルヘルスをサポートすることを目指す「ヒーリング パワー オブ ホース(Healing Power of Horses)」にスポットライトを当てたキャンペーンを発表します。この相互連携によるイニシアティブには、世界で最も広範なホースセラピーディレクトリー、専用の教育プラットフォームに加えて、ホースセラピーによって癒された実在の人々のストーリーが含まれます。このキャンペーンは、チョプラ財団とホースセラピーセンターのための資金調達を目的とするものです。
物心ついたときから、私は馬と一緒にいると信じられないほど安全だということを感じてきました。幼い頃にスコットランドで家族と一緒に乗馬をしていたときも、いま自分で乗馬をしているときもそうです。馬ととのつながりは、私の人生の中で最も重要なもののひとつです。誰もがそうであるように、私にも落ち込んだり、孤独を感じたり、ストレスを感じたり、恐怖を感じたりすることがあります。馬と一緒にいる瞬間は、すべてが一時停止し、落ち着き、物事を前向きにとらえることができるようになります。だから私には、ただ馬と一緒に呼吸をして、つながりを感じる時間が必要です。
ディーパック チョプラと出会い、彼の「Never Alone」の活動を知ったとき、私たちは協力して馬という生きものが持つ癒しの力を伝えなければならないと思いました。馬によるセラピーが、今苦しんでいる次世代の人々に対して、どのように精神的な健康やその他多くのことをサポートできるかを探っています。 このプロセスを通じて信じられないほど多くのことを学べたことは、かけがえのない贈り物でした。
ステラ マッカートニーでは、ファッションというプラットフォームを通じて、常にもっと何か伝えたいと考えています。2023年ウィンターコレクションで馬を讃えることから始め、その素晴らしい生きものがいかに人々を癒し、助けることができるかに光を当て、「Never Alone」をはじめとする各地のホースセラピーセンターを支援することにつなげています。これは、私たちが実現してきた中で最も意味深く、エキサイティングな経験となるプロジェクトのひとつであります。
馬が持つ癒しの力で、私自身が何度も助けられたように、他の人にも役立つことを願います。
また、このキャンペーンでは、オーダーメイドのガイド付きメディテーション(瞑想)と、アメリカの詩人クレオ ウェイド(Cleo Wade)のハンドライティングをデザインしたカスタムリボンがあしらわれた、アイコニックな「ファラベラ(Falabella)」バッグも登場します。無駄を最小限に抑えるため、デッドストックのスタイルから作られた、この限定バッグは、stellamccartney.comおよび世界のステラ マッカートニーの一部店舗において限定発売となります。ステラのお気に入りの馬の品種にちなんで名付けられた「ファラベラ」の限定ブラックトートは、ヴィーガン素材を使いイタリアの職人により手作業で作られています。
このキャンペーンの重要なパートナーである、ロンドンのリッチモンド公園にあるホースセラピーセンター、オペレーション ケンタウルス(Operation Centaur)の創設者、Andreas Liefoogheはこう語ります。「セラピーは言語に依存しています。馬はコミュニケーションのエキスパートですが、決して言葉には頼りません。すべてはエネルギーと共に起こります。私の患者は馬とつながりを持つことで、自分の中にある拒絶していた部分と再びつながることができるのです。」
ホースセラピーには、馬の世話、乗馬、調教、馬の観察、そして馬とのふれあいなどが含まれ、アルコール中毒や依存症からうつ病や摂食障害まで、さまざまなメンタルヘルスのサポートに役立ちます。うつ病や不安症を抱える青少年は、12週間のプログラム終了後に症状に60％の改善が見られ、また、PTSDを抱える退役軍人の80％に、症状の大幅な軽減が報告されるなど、年齢を問わず、その有効性は研究によって示されています。馬とのふれあいは、自己表現のための偏見のない環境を生み出し、不安を軽減し血圧を下げ、ストレスを軽減する一方で、対人スキルを向上させ自尊心と自信を高め、マインドフルネスと存在感を高めることが示されています。
このコラボレーションは、昨年、ステラがディーパック チョプラと出会い、チョプラ財団の取り組みから刺激を受けて、思春期の青少年たちのメンタルヘルスを支援する財団の活動に参加したいという想いで実現したものです。
ホースセラピーは、リンビックレゾナンス(大脳辺縁系共鳴)、エピジェネティック モジュレーション、そして神経可塑性を通して働きかけることで脳の神経景観を変化させ、自己制御、ホメオスタシス(恒常性)、そしてヒーリングにつなげるパワフルな治療手段です。ステラ マッカートニー、そして彼女のチームとの間で長期的なパートナーシップを築き、ウェルビーイングを変えていくことを楽しみにしています。
「ヒーリング パワー オブ ホース」は、ステラの生涯変わらぬ馬への愛、そして、一人の母親として、パンデミックやテクノロジー、現在起こっている様々な出来事が次世代に与える影響を目の当たりにしてきた考察が指針となっています。2011年から2021年にかけて、うつ病を患う若者の数は倍増し、コロナ禍以降、17歳から23歳の青少年のうち52.5％が、メンタルヘルスが低下したと回答しています。スコットランドで過ごした幼少期から現在に至るまで、ステラは常に、馬がもつ不思議な癒しの力に目を向けてきました。現代社会において、この力は、科学的研究によってますます支持されるようになっています。
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