マッカートニー A to Z マニフェストを思い描いた時:2021年スプリングコレクションは過去、現在、未来のステラウーマンからインスピレーションを受けています。そこには、ブランドの在り方と目指すものが描かれています。同時に、私たちが行うすべてに対して質問を投げかけています。私たちはステラを象徴する瞬間を新しく活性化させ、ステラ マッカートニーのシグネチャーとなっている、自然で自由なリラックス感と漸進的なフェミニ二ティを取り入れました。
Discover the 26 artworks:
私のA to Zはロックダウン中にスタートしました。その間、私たちの家族や創造力の源であるコミュニティは、一旦立ち止まりじっくり考えて、本当に大切なことは何なのかを、より意識する世界に戻ることができました。26文字のアルファベットはすべて、私たちの価値観を示す対話です。古くからの友人から、私のプラットフォームで支援したい才能豊かな次世代に至るまで、厳選された世界的なアーティストのビジョンを通して生み出されました。彼らは信じられないほど想像力を惜しまず、作品を完成させました。私が感じているように、あなたも是非、この貴重な機会をお楽しみください。
x ステラ
マッカートニー A to Z マニフェスト:2021年スプリングコレクション 全国のストア & オンラインストアでご覧ください
A is for Accountable – 説明責任
ラッシード・ジョンソンのアートワーク
ルック Aについて
私たちは自身の掲げた循環的な目標に対し責任を持っています。限定版エイドリアン コートは、ステラ マッカートニーの2019年フォールコレクションやウィンターコレクションを再利用したアーカイブのファーフリーファーから生まれました。私たちは、この既存のファブリックに付加価値を与え、新しい素材を使用することなくできる限り多くの衣服を制作しました。今、私たちは直線的なテキスタイル循環システムの構築に取り組んでいます。
The Art
Accountability, 2020
© Rashid Johnson
「Aの文字は、今の時代の不安や責任を象徴しています。この文字は四角の中にも外にも息づいています。無秩序なシンボルは丸の中にあります。このAは、異なる家や意味を与えます。それは意図的なものです。」 – ラッシード・ジョンソン
ラッシード・ジョンソンはシカゴ生まれのアメリカ人コンセプチュアルアーティストであり映画制作者でもあります。彼の制作活動はその批判的な喚起や、絡まり合った人種や文化的なアイデンティティ、暗黒な歴史、神秘主義などにより定義されています。
B is for British – ブリティッシュ
ピーター・ブレイクのアートワーク
ルック Bについて
今回、イギリスのチームが、エドワード・セックストンの助言を受けて、ステラ マッカートニーのサヴィル ロウ通りのトレーニングにオマージュをささげます。彼女の両親には共有のワードローブがあり、テーラードスタイルも好んでいました。そのことがステラ マッカートニーの女性らしさと男性らしさの両方のシグネチャーにインスピレーションを与え、オーバーサイズのアヤ ジャケットやルイス トラウザーズなどを通して表現されています。ステラ マッカートニーのスーツを洗ったりドライクリーニングする頻度をできる限り少なくし、スーツや私たちの地球を守りましょう。
The Art
Dazzle Alphabet, Letter B, 2017
© Peter Blake
「ステラが小さかったころ、私は彼女を知っていました。彼女が成長したある年の誕生日会で、私は彼女には代父母がいないことを知りました。そこで、私は『妖精の代父』になることを申し出たのです。」 – ピーター・ブレイク
サー・ピーター ブレイクは、1967年に有名なビートルズのアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のジャケットを手掛けて以来、近しい家族ぐるみの友人となりました。ポップアートの創始者として世界的に有名な彼は、画家やコラージュ制作者として、自分の愛する広大な多くの作品を通して、イギリスの民芸、広告、著名人、催事会場の表示などを、他ではまねできないような方法で祝します。
C is for Conscious – コンシャス
シャンタル・ジョフィのアートワーク
ルック Cについて
ステラ マッカートニーの彫刻的なリアンナ トレンチコートは、植物由来の素材を意識的に使用し、サステナブルリネンの内側と、コットン製のプリントをあしらった外側により制作されました。小粋なカウモチーフが、クラシックなレザーのアウターウェアに親しみのあるテイストを添えています。サステナブルリネンはエコフレンドリーな繊維で、従来のコットンに比べて、使用するエネルギーや農薬を大幅に減らします。
The Art
Naked as the Letter C, 2020
自画像
© Chantal Joffe, Victoria Miro Gallery
「アルファベットのCは私のイニシャルなので、自画像を描こうと思いました。意識的になる最もシンプルな方法は、その文字自体になることだと感じています。」 – シャンタル・ジョフィ
シャンタル・ジョフィは、人目を引く大規模な絵画や肖像画で知られ、しばしば女性や子どもたちを表現しています。彼女ならではの描写は親密でユーモアが染み込んでいて、多様な人生の歩み方から女性の関心事や慣習を立証しています。
D is for Desire – 欲望
エルテのアートワーク
ルック Dについて
欲望はサステナビリティ、そして女性が着たいと思う衣服を製作するうえで必要不可欠です。投資のように配慮したり大事にする価値があり、使い捨てとは真逆のものです。このことは、ステラ マッカートニーのアレッサンドラ ドレスのエフォートレスなセンシュアリティの中で体現されています。再生ナイロン製レースのQ-NOVA®、そして2018年サマーコレクションを再利用して作られたレースの縁取りを使用しています。
The Art
The Alphabet Series, 1967
© Erté Archives
「私は、1920年代にエルテが描いた女神とショーガールのファンタジーのアルファベットを基にしたDesirable(魅力がある)を表すDを選びました。最高の時間を演出する女性用の衣服をデザインし、魅力的であることを目指す。私たちが他のどんなことをするにしても、それがすべてにおいての楽しみなのです。」 – ステラ
ロマン・ド・ティルトフは、1892年、サンクト・ペテルブルクに生まれました。ペンネーム、エルテで制作活動をしながら、彼はイラストレーターやサイレントムービーの衣装やセットのデザイナーも務め、人生の大部分をパリで過ごしました。彼の作品は、メトロ・ゴールデン・メイヤー社、フォリー・ベルジェール、ハーパーズ バザーなど、その他多くの組織のために制作していた時代に輝いています。
E is for Effortless – エフォートレス
シンディ・シャーマンのアートワーク
ルック Eについて
典型的なステラウーマンのスタイルは、エフォートレスでありながらワンランク上で、自然で自由なスピリットが、ソフトなシェイプのニット ジャンパーとパンツで体現されています。完全に追跡することができ、持続的に管理されているスウェーデンの認証された森林から採取した、森にやさしいビスコースで作られています。
The Art
Untitled, 2020
© Cindy Sherman
「私は、私自身の体を使ってアルファベットEを作り出しました。小さな妖精や森の妖精のような生き物の姿を作ることを目指し、その生き物が場面に溶け込むようにしました。当初の私の写真をツイートしているアプリをいじることは、まったく簡単な事ではありませんでしたが、その元々の写真はエフォートレスなものでした。」 – シンディ・シャーマン
シンディ・シャーマンの不思議な自画像は、歴史的な絵画やファッション、ポルノなどの女性を表現しています。ステラは長い間、シャーマンの作品を崇拝しており、シャーマンを迎えてメンズウェアやアーカイブ作品を選びました。それは、2020年、ニューヨークで開かれるメトロピクチャーズの展覧会において、性別を覆すためでした。
F is for Falabella – ファラベラ
ロレンツォ・ヴィットゥーリのアートワーク
ルック Fについて
2009年の登場以来、ヴィーガン ファラベラ バッグは、ステラ マッカートニーのアイコンとなり、それにより、ステラ マッカートニーのサステナブルに対するミッションが発達しました。ライニングには再生ポリエステルが使用され、ダイヤモンドカットのボディチェーンは、より環境にやさしいアルミニウムで制作されています。ゆったりとして、クルーエルティフリーの代用素材で制作され、広く望まれていた動物を使用しないラグジュアリーなアクセサリー作りの基礎を成しました。環境への影響は、レザーやスエードに比べて24倍まで抑えられます。
The Art
Untitled, 2020
© Lorenzo Vitturi
イタリアに生まれ、ロンドンをベースに活躍するマルチメディアアーティストのロレンツォ・ヴィットゥーリ。彼の制作活動には、写真と彫刻、パフォーマンスが融合されています。作品をたびたび強調する独自のタッチがみられる彼のサイトでは、その一つひとつが紐解かれ、ストーリーや美学として視覚的な物語が生み出されています。
G is for Grateful – 感謝
ジョージ・コンドのアートワーク
ルック Gについて
彼女の周囲に存在するクリエイティブの源であるコミュニティへの感謝を視覚的に表現するため、ステラは2018スプリングコレクションを再利用したゴールドのローラ ドレスを制作しました。廃棄物や原材料の使用を最小限に抑えた、貴重でエクスクルーシブなアイテムです。
The Art
Untitled, 2020
© George Condo
「Grateful(感謝)のGは私ができることすべてを表しています。幸運にもアーティストでいられることのように。絵画を世界にもたらし、人々がそれを楽しむことができるということに感謝しています。」 – ジョージ・コンド
ジョージ・コンドはアメリカ人コンテンポラリーアーティストで、ばらばらになった肖像画や挑戦的な比喩などを特徴とした独創的な抽象画や印刷物で世に知られています。彼の作品はしばしば、巨匠の絵画をさりげなくアメリカの現代文化へと再解釈しています。比喩や技術を美学と混ぜ合わせ、パブロ・ピカソやウィレム・デ・クーニングを彷彿とさせます。
H is for Humour – ユーモア
アレックス・イスラエルのアートワーク
ルック Hについて
ユーモアはステラの自覚あるミッションの中心をなすもの。その一方でサステナビリティは厳粛で、私たちがいつでもそうでなければいけない、というものではありません。ステラ マッカートニーは2020年のウィンターファッションショーのモデル達に生き物のコスチュームを用意しました。彼女たちは今、ステラ マッカートニーのアイコニックなヴィーガン ファラベラ バッグを携えています。動物を使用しない素材を使うことは森林伐採を防ぎ、温室効果ガスの排出や有害ななめし化学物質を減らします。
The Art
H for Humour, 2020
© Alex Israel
「私はHを選びました。それは、home(家)、Hollywood(ハリウッド)、hillside(丘の中腹)、heist(強盗)のHだからです。なぜか分かりませんが、ハリウッドのHからビジョンを得ました。ヒッチハイク、または、ハイジャックされたのかもしれません。」 – アレックス・イスラエル
ロサンゼルスに生まれ育ったアレックス・イスラエルの作品は、ハリウッドの文化や著名人の崇拝を繰り返し、エアブラシで描いた波上の楽しい勾配の絵画を通して、彼のウィットを表現しています。彼の故郷が包まれている郷愁やアメリカーナを取り入れながら、彼の制作活動はユーモラスなトーンにあふれ、輝いています。
I is for Intimacy – 親密さ
ウルス・フィッシャーのアートワーク
ルック Iについて
ステラウーマンは自然体のままで官能的で、彼女たち自身と母なる地球との親密な関係で世に知られています。ステラウェアは、体にも地球にも優しく、スイムウェアとしてもアンダーウェアとしても着用できます。この幅広く活躍するシリーズには、消費財廃棄物や海洋プラスチック、エコスマートな繊維のROICA™️ (50%以上を消費リサイクルが占める質の高いストレッチ繊維)から作られた再生ナイロンの糸のエコニール®を使用しています。また、UVテストも行われ、塩素や海水に対しても安全です。
The Art
My daughter, Charlotte MacLeod & her stuffed animals, 2020
© Urs Fischer
「ウルスとフェイスタイムをしている時、どのアルファベットをイラストレーションで表したいか聞いてみました。それに答える代わりに、彼は立ち上がり、Iの形の真似をしました。その後、この素敵な彼のお嬢さんの写真を送ってきました。」 – ステラ
スイス生まれの現代ビジュアルアーティストであるウルス・フィッシャーは、以前ステラとコラボレーションしたことがあります。彼のクリエイティビティをもって、ステラ マッカートニーの「オール イズ ラブ」カプセルコレクションと2017年ウィンターキャンペーンに貢献しました。フィッシャーのアートは破壊的で、彼が制作している媒体の概念のリミットや素材に挑戦します。
J is for Joy – 喜び
Hou Zichaoのアートワーク
ルック Jについて
ステラの母リンダにインスパイアされた、天然の自由なスピリットを体現したステラ マッカートニーのロリー ミニドレス。フェミニンで軽く、着心地よく仕上げています。ソフトブルーの気まぐれな刺繍で飾られ、ファッションは喜び、ファッションは空想、ファッションはポジティブ、ということを軽快に思い起こさせてくれます。
The Art
J, 2020
© Hou Zichao
「私にとって喜びとは、影の多い道をドライブしている時に、木々からふり注ぐ太陽を感じる空間です。」 – Hou Zichao
絵画からイラストレーションまで、中国人マルチメディアアーティストのHou Zichaoはその制作活動に多様で視覚的な言語を使い、人類と母なる地球との不調和、そして人工的なものと自然なものの間にある隔たりを、現代的な文化的背景の中で表現しています。彼はロンドンのセントラル・セント・マーチンズやチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで学び、北京や上海で個展を開いています。
K is for Kind – 思いやり
ジェフ・クーンズのアートワーク
ルック Kについて
家庭での価値観やスピリットを心に、ステラ マッカートニーは地球やそこに住むすべての生き物を思いやることに務めています。ヒッピーテイストあふれるインターシャ ジャンパーは、ステラの母リンダの明るい性格にインスパイアされています。厚く色鮮やかなニットは、リッチな刺繍と手編みの感触で立体感を生み出しています。
The Art
Kindness, 2020
© Jeff Koons
「思いやりとは、誰かのためにそこにいて、サポートを続けていくことです。私は花を贈る手の形を通して、手を差し伸べるシンボルを使ってきました。それは自然と社会の両方に結びつくシンボルで、思いやりとは私たちが生きていくための手段であることを示しています。」 – ジェフ・クーンズ
ニューヨークを中心に活動する伝説的なポップアーティストのジェフ・クーンズ。彼の絵画や彫刻はテーマに沿って、広告や嗜好、喜び、メディア、著名人などを取り上げています。彼の作品はステラ マッカートニーの2006年サマーコレクションのプリントに影響を与えました。ステラは以前彼とコラボレーションし、プラチナのラビット ネックレス ペンダントやチャームブレスレットを制作しました。
L is for Linda – リンダ・マッカートニー
リンダ・マッカートニーのアートワーク
ルック Lについて
ステラは、クリエイティブでフェミニスト、そして動物愛護活動家である母リンダの価値観から永遠にインスピレーションを得ています。彼女たちの関係は、フルスリーブ、ワイドレッグ、スリムなボディが特徴的で、ドラマチックなシルエットを作り出すエル オールインワンで実質的に捉えられています。大胆な「リンダ」のフラワーモチーフのプリントをあしらい、完全に生産履歴追跡可能で、森にやさしいビスコースで作られています。木が1本切り倒されると、もう1本が植えられます。
The Art
Untitled self-portrait, 1975
Photographer: Linda McCartney
© Paul McCartney
「私の母、リンダは、スコットランドの私たちの家で、キッチンのファームウィンドウの外に立つ石のそばで彼女自身を撮影しました。写真の中のあの家と、あの時の母。その記憶がおそらく私の一番大きなインスピレーションです。」 – ステラ
リンダ・マッカートニーは、多くの作品を残した写真家であり、ミュージシャン、アーティストで、環境活動家、動物愛護活動家でもありました。しかし、彼女が常に主張していたのは、彼女の最大の功績は彼女自身の子どもたち:ヘザー、マリー、ステラ、ジェームスである、ということでした。
M is for Mindful – マインドフル
マート&マーカスのアートワーク
ルック Mについて
ステラ マッカートニーのA to Zはロックダウン中に始められました。その間、私たちは、一旦立ち止まりじっくり考えて、より心に留める世界に戻ることができました。それは、2020年スプリングコレクションを再利用し、森にやさしいビスコースで作られたマラ ドレスで表現されています。ストライプにカットされ、シアー チュールで動きを作り出しています。
The Art
Untitled, 2020
© Mert and Marcus
「セントラル・セント・マーチンズの時代から、私はマートとマーカスを知っていました。実は、彼らの最初のデートは私の修士号のショーだった、ということを彼らは話してくれました。私は人生の中にいる人々を心に留めています。そして私たちがいまだに親友でいられるには理由があるんです。」 – ステラ
フォトグラファーデュオのマート・アラスとマーカス・ピゴットは、1994年ロンドンで出会い、ファッション界の最もクリエイティブな力あるデュオとして認められてきました。彼らはステラとコラボレーションし、ステラ マッカートニーの2011年ウィンターコレクション、2012年ウィンターコレクション、2013年ウィンターコレクション、2014年ウィンターコレクションのキャンペーンを手掛け、2021年サマーショーの撮影も行いました。同様に、マッカートニー A to Z マニフェスト:2021年スプリングコレクションも撮影しています。
N is for Nature – ネイチャー
リラ・アズーのアートワーク
ルック Nについて
ブランド、ステラ マッカートニーは自然と共存し、永遠にステラにインスピレーションを与えます。ヴィンテージ感あふれる動物愛護活動家のプリントをあしらったネイチャー パッチワーク シャツドレスは、売れ残った木をアップサイクルして作られています。有害で残留性のある農薬や合成肥料を使わずに育てられたオーガニックコットンを100%使用しています。
The Art
Playground love, 2020
Models: Rym Bousmid, Andrea Ferrari, Lola Cabaret-Loux
© Lila Azeu
「私はすぐに、体のポジティブな動きを思いました。すべての人々、すべての女性は、社会的な圧力に関係なく、私にとって美しいのです。そして人々はそれに気づく必要があります。」 – リラ・アズー
リラ・アズーは写真家であり、教育者、アーティストでもあります。2020年、彼女は、匿名のアーティストJRが率いるコース「アート&イメージ」の中で、École Kourtrajméに参加しました。
O is for Organic – オーガニック
オラファー・エリアソンのアートワーク
ルック Oについて
ステラ マッカートニーのフェイス イン プレイス グリッド Tシャツは、軽快で自然なユーモアを体現しています。素材には、水をより効率的に使用する方法により育てられたオーガニックコットンを使用。土壌の状態を改善し、農業従事者の社会的スタンダードを高めることに貢献しながら母なる地球を明るく讃えます。
The Art
Imaginary morning eclipse, 2020
カラーガラス(ピンクフェード、イエロー、ブルー)、シルバー、流木
© Olafur Eliasson
「『O』は世界を思わせるでしょう?OKの『O』ではなく、おそらく『Ohh』からの『O』でしょう。また、オーガニックに近いOでもあるでしょう。だから私は穴を開けて、何かを取り出しました。後ろには、なにかピンクの鏡のようなものがあり、無により何かを定義しています。取り除いたり空間を作ることで、参加しているのです。」 – オラファー・エリアソン
オラファー・エリアソンは現代ビジュアルアーティスト。彼の作品は自然の要素と仮の技術的装置を組み合わせ、公共の空間を没入環境へと変化させます。最近、彼はロックダウン中にステラとコラボレーションし、ステラ マッカートニーのコミュニティのために、彼のアトリエのバーチャルツアーという貴重な機会を提供しました。
P is for Progressive – 革新的
JRのアートワーク
ルック Pについて
革新的な視点はステラのシグネチャーであり、ポジティブな社会的変化に影響し、ファッションを通じて会話を発展させます。ステラ マッカートニーのフェニックス ドレスはこの姿勢を体現し、再生ナイロン製レースのQ-NOVA®と2018年サマーコレクションを再利用して作られたレースの縁取りで作られています。
The Art
Untitled, 2020
© Students from JR’s Kourtrajmé art school
「JRがÉcole Kourtrajméで開催しているフリーのコース活動の革新的なエネルギーは私にインスピレーションを与え、彼の生徒たちに向けて私のA to Z プロジェクトを開かせてくれました。私が幸運にも持つことができたさまざまなプラットフォームを通して、次世代へ声を届けたいと思います。この狂気に満ちた時代、私たちは共に集まり、お互いにサポートし合うことが必要です。」 – ステラ
JRとは、匿名のフランス人写真家兼ストリートアーティストのペンネームです。革新的な力である彼の作品の挑戦は、広告やメディアなどによって撮影された先入観や縮小するイメージを、広くもたらしました。彼はパリのバンリュー(郊外)に位置するフリーアートスクール、École Kourtrajméに「Art and Image」コースを創立しました。
Q is for Question – 疑問
ニック・ケイヴ&ボブ・ファウストのアートワーク
ルック Qについて
ステラ マッカートニーは常にファッション業界に疑問を投げかけていますが、ロックダウン中、私たち自身のアプローチ方法について問う時である、と気づきました。タイムレスなステラのスーツをつくるエリザベス ジャケットやジェイダ パンツは、変化に必要な自信あふれるフェミニ二ティで私たちを喚起します。
The Art
Question, 2020
合成ヘアサウンドスーツのデジタルの融合
© A Facility Artwork by Nick Cave and Bob Faust
「何かに疑問を投げかけることは、変化への第一歩です。特定の状況や人のために変化をもたらすこと。一瞬一瞬のために、良い方向へ向かうために。」 – ニック・ケイヴ
ニック・ケイヴは、シカゴに拠点をおくアーティストであり教育者。彼の視覚的、パフォーマンスの制作活動は、人種や警察による暴行をテーマに行われています。彼のビジネスパートナーであり人生のパートナーでもあるボブ・ファウストは、タイポグラファーでありデザイナーでもあります
R is for Repurpose – 再利用
タリン・サイモンのアートワーク
ルック Rについて
ステラ マッカートニーは、古い在庫を使って貴重な限定版を作り、新しい循環基準を設定することに自信を持っています。パッチワーク シェード ジャケットやパンツはコレクターズ・アイテムで、2017年サマーコレクションと2019年サマーコレクションのオーガニックコットンデニムをアップサイクルして作られました。カットし、つなぎ合わせることで実現した再生ファブリックを使用し、廃棄物や原材料の使用を最小限にとどめながら、一つひとつ異なるアイテムが生み出されています。
The Art
Untitled, 2020
© Taryn Simon
タリン・サイモンは、多分野にわたるアメリカ人コンセプチュアルアーティストです。ニューヨーク市を拠点にする彼女の作品には頻繁に再生材料が使用され、素材に第二の人生を与えています。放射性廃棄物のガラス固化体を使って彫刻を作成したり、より抽象的には、冤罪の罪で有罪判決を受けた男性の疑いが晴れたことを記録しています。
S is for Sustainability – サステナビリティ
空山基のアートワーク
ルック Sについて
2018年、ステラはアディダスとコラボレーションし、初めてのスタンスミス ヴィーガンを制作。サステナブルでレザーを使用しないファッション業界への更なる1歩となりました。集約畜産は気候変動や森林伐採につながり、世界の温室効果ガス排出の約18%を占めます。動物を使用せず、カウハイドと見分けがつかないほどの代替品を制作することで、ステラ マッカートニーは私たちの仲間である生き物や人間、母なる地球を保護しています。
The Art
Untitled_S, 2020
© Hajime Sorayama
「Sの文字を90°傾けると、メビウスの輪になります。 私にとってメビウスの輪は、永遠と不死のシンボルです。」 – 空山基
日本人イラストレーター兼デザイナーの空山基は、非常に精巧な女性ロボットのエロティックな肖像作品で知られています。彼は自身のスタイルを「超写実主義」と描写しています。 彼の作品は遥か未来を見据え、私たちがモノと築くことができる親密な関係を模索しています。
T is for Timeless – タイムレス
ウィリアム・エグルストンのアートワーク
ルック Tについて
大切にされ、後世に残すことができる衣服をデザインすることは、まさにサステナビリティと言えます。2011年ウィンターコレクションに登場したステラ マッカートニーのポルカ ドット アリエラ ドレスが、今回現代的な素材でアップデートされました。その素材は完全に生産履歴を追跡することができ、木から採られたセルロースを基にした繊維、森にやさしいビスコースとイーストマンアセテートを採用しています。私たちは、原料の調達先として古くからの原生林や消滅が危惧されている森林を決して選ばないサプライヤーとパートナーシップを結んでいます。このことにより、未来の世代へ森林を残すことになります。
The Art
UNTITLED, 1972
© Eggleston Artistic Trust, courtesy of David Zwirner
「ステラと私は親しい友人で、彼女の仲間であることを非常に楽しんでいます。」 – ウィリアム・エグルストン
1920年代後半の最も影響力のある写真家の1人であるウィリアム・エグルストンは、1960年代の白黒写真の世界に対抗し、アメリカ南部を撮影した彼のカラフルな写真で打ち破りました。彼はまた、ステラの親友でもあり、2016年には彼女の姉妹、マリー・マッカートニーが私たちのスタジオで彼の写真を撮影したこともあります。2020年には、#Stellavision コンテンツシリーズのインタビューにも答えてくれました。
U is for Utility – ユーティリティ
エミリー・プリア&パオロ・アクシオリのアートワーク
ルック Uについて
ステラ マッカートニーの作品は、機能的なスタイルになっています。ステラのシグネチャーであるアレシア オールインワンは、この実用的な視点を表現しています。また、イタリアでステラ マッカートニーのために作られたオーガニックコットンとナイロンリネンをブレンドした滑らかで現代的なペイソス繊維を用いた革新的な素材に、より鋭い焦点を当てています。
The Art
Bring me back, 2020
© Emilie Pria and Paulo Accioly
「パオロが撮影している間、私は自分の体で実験を始めました。私が最大限背中を反らせ始める前に、私たちは異なる自分たちを試し、それが私たちが最も満足できるポジションであることが分かりました。」 – エミリー・プリア
エミリー・プリアとパオロ・アクシオリは、二人ともJRがパリのバンリュー(郊外)で開いているÉcole Kourtrajméアートスクールコース出身の若いアーティストです。エミリーはパリに住み、多分野にわたるビジュアルアーティストでありコメディアン、ミュージシャンでもあります。パオロはブラジル人エンジニアであり写真家でもあります。故郷のマセイオから移住し、パリでアーティストとして成長しています。
V is for Vegan – ヴィーガン
ウィル・スウィーニーのアートワーク
ルック Vについて
当初からレザーやフェザー、ファー、スキンなどを使ったことがなく、ステラ マッカートニーのシューズやバッグはすべてヴィーガンです。これは、動物由来の製品を使わず、クルーエルティフリーであることを意味しています。すぐに、サステナブルで植物由来、動物を使用しないレザーの代用品の次世代が明らかになるでしょう。サステナビリティに望ましい魅力を添えたステラ マッカートニーのエミリー オーバーザニー ブーツ。ミッドソールのウッドはFSC森林認証を得たブナ材で、そのソールは自覚あるTR(再生可能なサーモプラスチック合成物)から作られています。
The Art
Sporeburst, 2020
© Will Sweeney
「私はステラの倫理にかなった哲学と、彼女のブランドが創立以来ファッション業界の道義心を率いてきたことを尊敬しています。」 – ウィル・スウィーニー
ウィル・スウィーニーは、ロンドンに拠点をおく、コミック、衣服のグラフィック、アニメーションを専門としたイラストレーターでありデザイナーです。ステラと個人的に、また仕事上でも関わることで、以前、ステラ マッカートニーの2015年プレフォールコレクションと2020年カプセルコレクションのためにプリントを制作しました。
W is for Woman – 女性
サム・テイラー=ジョンソンのアートワーク
ルック Wについて
ステラ マッカートニーは、女性により創設され導かれたブランドで、女性に権限を与えることが価値観や美学のビジョンの中心となっています。ステラ マッカートニーのオフィーリア ドレスは、ステラウーマンを体現します:ワンランク上でありながらエフォートレス、自然からインスピレーションを得ています。
The Art
W girls, 2020
© Sam Taylor-Johnson
「私は娘4人を強くなるように育てています。彼女たちの足は、最善の一歩を歩めるように、またこれから遭遇するであろうチャレンジから立ち上がれるようにするためのものです。」 – サム・テイラー=ジョンソン
サム・テイラー=ジョンソンはロンドン生まれの映画製作者であり写真家で、そのみずみずしく、非常に熱のこもった比喩表現で知られています。真のステラウーマンのレンズは、物理的な物と心理的なものを繋げるかけ橋です。それは未開の自然風景の広がりから個々の人々に至るまで、テーマを捉えます。
X is for Kiss – キス
エド・ルシェのアートワーク
ルック Xについて
フェミニンで小粋。まるでステラが締めくくりのサインに使うキスのようなイヤーカフ。ステラ マッカートニーの2021スプリングジュエリーは、クラシックスタイルと現代的なデザインの二分したアイテムが揃います。エフォートレスでありながワンランク上のスタイルをつくり、控えめでありながら強いステートメント性を演出します。
The Art
The Letter X, 2020
紙上の乾燥顔料とアクリル
© Ed Ruscha, photo by Paul Ruscha
「アルファベット『X』には、本質的に何か恐ろしいものがふくまれています。しかし、『X』は喜びと愛着の世界に属し、唇への軽いキスを意味しています。それがすべてをほのめかしています。」 – エド・ルシェ
エド・ルシェは、彼を象徴するアイロニックなポップアートで世界的に認められています。彼の作品はロサンゼルスにインスピレーションを得て、口語的な表現や大量消費主義、文化の差などに息を吹き込んでいます。以前ルシェはステラとコラボレーションし、2016年ウィンターコレクションキャンペーンを手掛け、ステラ マッカートニーのシーズンイメージに彼を象徴するグラフィックテキストを重ねました。
Y is for Youth – 若さ
ジャーメイン・フランシスのアートワーク
ルック Yについて
活動家、ジェンダーレス、つながり。ステラ マッカートニーは、次世代の声を受け入れインスピレーションを得ています。流れるようなアプローチでレーベルを超え、共に集まります。100%認定オーガニックコットンを使用したステラ マッカートニーのホワイトシャツ&パンツのユニセックスなマーブルやマーブル Tシャツは、デイリーに活躍するアイテムを明日のエコを導く1着へと変化させています。
The Art
A LOVE SUPREME, 2020
© Jermaine Francis
「若さとは私にとって希望を意味します。不寛容で両極端な現代において、未来の希望の形やつながりの表現を提示したかったのです。」 – ジャーメイン・フランシス
ジャーメイン・フランシスはロンドンに拠点をおく写真家。彼の作品は写真的プロジェクトからファッションやアートまで広範囲にわたります。4月から9月、ジャーメインはロンドンのストリートを歩き、ロックダウン中に「私たちが経験していることを視覚的に説明しようと」試みました。
Z is for Zero Waste – 廃棄物ゼロ
ジョアナ・ヴァスコンセロスのアートワーク
ルック Zについて
ステラ マッカートニーは、原材料の使用をなくし、以前のお気に入りを循環的に見返し新しいものや予想していないものを作ることを目指しています。プレシャスで美しく一つひとつ異なるガブリエラドレスは、廃棄物が最も少ないアイテム。2015年スプリングや2015年サマー、2015年フォール、2016年スプリング、2018年スプリング、2018年ウィンター、2019年ウィンター、2020年スプリング、そして2020年サマーから選ばれた9つのステラウェアコレクションのパターン地のストリップから作られました。ドレスの型紙でさえ、廃棄物ゼロのファブリックからカットされています。
The Art
Zen, 2020
ファブリック、LED、シークインの装飾
95 x 64 x 28 cm
アーティストのコレクション
ステラ マッカートニーとのコラボレーションで制作された作品
© Atelier Joana Vasconcelos
「廃棄物ゼロということは、地球とのバランスを見つけ、消費することと地球へ返していくことの間の安定に到達することを意味しています。」 – ジョアナ・ヴァスコンセロス
ジョアナ・ヴァスコンセロスはビジュアルアーティストで、力強く堂々とした彫刻を制作することで知られています。しばしば彼女は、家事と関連した物を使用します。伝統や社会での女性の役割について疑問を投げかけるフェミニストの視点から特定する女性の周りに、コメントや物語を作ります。