ステラが、キノコこそファッションの未来であるという概念に根ざしたパワフルな2022年サマー コレクション ショーでランウェイにカムバックしました。舞台はフランス・パリのエスパス ニーマイヤー(Espace Niemeyer)。キノコのキャップの中にいるような空間で、センシュアルでサステナブルなアイテムを身にまとったモデルたちが、キノコから奏でられる異世界的なシンセサイザー音楽と菌類学者ポール スタメッツ(Paul Stamets)のナレーションに導かれて登場しました。プレゼンテーションのインスピレーションソースとなったのは、ドキュメンタリー映画「素晴らしき、きのこの世界(Fantastic Fungi)」でステラが目の当たりにした菌類の変幻自在で超越的な性質。
これは、今シーズンのランウェイでデビューを果たす、スペシャルエディションの「フレイム マイロ™(Frayme Mylo™)」バッグの登場を讃えるものです。発表された「フレイム マイロ™」は、ブランドの新たなアイコンであり、ボルトスレッズ社(Bolt Threads)が開発した菌糸体を素材とするレザーの代替素材から作られた、世界で初めてのバッグです。友人やゲストには、デミ ムーア、エラ エムホフ、パリス ジャクソン、オースティン バトラー、イザベル ユペール、カレン エルソン、ナタリア ヴォディアノヴァ、スカウト ウィリス、デレク ブラスバーグ、アントワーヌ アルノー、スベバ アルビティ、レオニー ハネ、エラ リチャード、エリカ ボルトリン、ミア リーガンが出席しました。もちろん、ポール マッカートニーも。
コレクションが表現するのは、センシュアルな女性らしさ。ステラ ウーマンが、ソフトで軽やかな感覚を通してセクシーさを再定義するビジュアルストーリーを展開します。探検と意識の拡大という概念から思いがけないインスピレーションを得ることで、ブランドの打ち出すエフォートレスな世界観を進化させたアイテムが登場します。
揺れるフリンジは、トラウザーズに動きを与え、コンパクトなウエストコートやドレスには、軽やかなオーガンジーに手描きのキノコのプリントをあしらっています。ネックラインのパイピングは、宇宙飛行士が身に着ける冷却下着に張りめぐらされた細いチューブから着想を得たディテールです。このビジュアルストーリーは、ベルト付きのキモノジャケットや、柔道着を彷彿とさせるキルティングパンツへと続きます。シルクのような透明感のあるサステナブルキュプラや、ウォッシュドオーガニックコットンを採用した超軽量のパラシュートパーカやパンツには、実用的なディテールが施されています。
センシュアルでタイトなひねりを加え、ボディコンシャスなカットアウトを施すことで、自然を身近に感じさせる力強いシェイプが生まれます。カットアウトからのぞく素肌は、大胆な色づかいや幾何学模様のコントラストを描いて、カーゴパンツとのコンビネーションなど、モノクロマティックなテーラードルックで登場します。テクスチャード加工を施したメッシュ素材のオーバーサイズジャンパーにも、グラフィカルなカットアウトのディテールをプラス。手作業で緻密にスモッキングしたオーバーサイズのTシャツやドレスのシルエットは、解体されたコルセットのようにソフトな印象を与えます。
ストレッチをかけ、ふんだんにラッフルを取り入れたプリント柄のプリーツドレスは、まるで浮かんでいるかのようにボディをゆったりと包みます。また、ボディにフィットするベストや、ハイネックのトップス、オールインワンなどのグラフィカルなシルエットに重ねたダイヤモンドクリスタルレースは、輝く第二の素肌のような印象を与えます。
ハンドストラップやコントラストカラーのチェーンなど、新たなディテールでエネルギッシュに進化を遂げたヴィーガン素材のバッグ「フレイム」や、オルター マットを編み込んだサドルバッグなどが登場。クルエルティーフリーのフットウェアは、枕のようにソフトなプラットフォームウェッジサンダルが、チャンキーなシルバージップとサイドのカットアウトのディテールで展開。「エアテックス(Aertex)」ニットのアッパーが特徴な軽量のミュールも登場します。さらに、シンボリックなネックレスや、再生可能で持続可能な生分解性素材を採用した角ばったシェイプのアイウェアが、シャープでスポーティなルックを完成させています。
バックステージの様子を含むショーのハイライトを、#StellaSummer22でご覧ください。