Stella McCartneyは、20年前の設立以来、レザーやフェザー、ファー、スキンを一切使用しない最初のラグジュアリーブランドとして、ファッション業界により良い未来をもたらし続けてきました。
マッカートニー A to Z マニフェストの" V is for Vegan"にインスピレーションを受け、デザイン性やサステナビリティに決して妥協しないことを約束した私たちの未来は、常に進化し続けています。このビジョンと価値観は、最新作である世界初のヴィーガンで、研究室から生まれた「マイロ™（Mylo™）」マッシュルームレザーを使用したウェアに見事に表現されています。
ミュージシャンのパリス ジャクソンがまとう「マイロ™」を採用した世界初のウェア
長年のパートナーであるボルトスレッド社（Bolt Threads）が開発した「マイロ™」は、無限に再生可能なキノコ類の地下根系である菌糸体から作られた、ソフトで耐久性に優れたサステナブルなレザーの代替素材です。リアルなアニマルレザーと見まごうほどのクオリティでありながら、環境への影響を可能な限り軽減するようデザインされた代替皮革「マイロ™」は、合成皮革とは異なり、石油由来の製品ではありません。つまり、化石燃料の使用量や、埋め立て地や海に廃棄されるプラスチック量の削減にもつながります。「マイロ™」素材で製作された、ブラックのビスチェトップと機能性に優れたパンツの2着は、現時点では非売品での発表となるものの、この次世代素材の可能性を具現化したものであり、将来の製品化への道を開くものです。
「マイロ™」を採用した稀少でエクスクルーシブなアイテムには、ファッション業界を革新し、より思いやりのあるものにするというステラ マッカートニーとボルトスレッド社共通のコミットメントが具現化されています。これは、私たちの仲間である生き物や地球を犠牲にすることとは対照的なものとして、美しいラグジュアリー素材の誕生を見据えた取り組みです。
私たちは、2017年にボルトスレッド社とヴィーガン マイクロシルク™で初めて提携し、「マイロ™」のアイデアが生まれて以来、その成長に積極的にかかわってきました。菌糸体ベースの素材で製作された記念すべき第一号となったのがステラ マッカートニーのアイコンバッグ「ファラベラ（Falabella）」のプロトタイプであり、これは2018年にヴィクトリア&アルバート博物館で開催された「ファッションド フロム ネイチャー（Fashioned from Nature）」エキシビションに展示されました。
「マイロ™」バイオベース素材として認定された、今日自然界に存在する再生可能な成分から主に作られています。ボルトスレッド社の科学者たちは、菌糸体が最もよく成長する林床の下で起こる仕組みを研究室で再現し、おがくずや木くず、空気、水を用いて「マイロ™」を作成する方法を開発。これにより、材料科学の分野にまったく新しいカテゴリーが生まれました。
環境への影響を最小限に抑えるようにデザインされたこの最先端のプロセスは、牛の飼育のように準備に何年も費やすことなく、数日で完了します。これにより、水や温室効果ガス排出量を抑え、アマゾンのような重要な生態系を森林破壊から守ることができます。私たちは、ボルトスレッド社と「マイロ™」のコラボレーションを継続し、より良い素材を革新するだけでなく、すべての生き物と母なる大地に優しいファッション業界を創造していきます。
